HDMIおよびDisplayPort端子からUSB Cモニタへの接続時の注意点について

Club 3D社では、HDMIおよびDisplayPort端子を持つグラフィックボードからUSB C端子を持つディスプレイへの接続ソリューション（以下本ソリューションと呼びます）を提供しています。

提供製品は以下の通りです。

これらの製品は、HDMIおよびDisplayPort端子しかないグラフィックボードとUSB C端子しかないディスプレイの接続に対して優れたソリューションとなります。
この優れたソリューションですが、使用するモニタなどによっては映像が映し出されないなどのトラブルが発生します。
これらのトラブルを回避するために本記事では本ソリューションのトラブル回避法を説明し、お客様に正しい使用方法で使用して頂くことを目的としています。

本ソリューションを使用するに当たっていくつかの注意点を以下に挙げておきます。
購入前の注意点としては以下の注意点があります。
以下の注意点に該当する場合は、本ソリューションを利用することは出来ません。

1. ご使用のモニタがUSB Type C入力に対応しているか確認してください。
   USB C端子付きのモニタはいくつかありますが、映像入力を受け付けないUSB C端子のモニタがあります。
   ご使用のモニタが映像入力を受け付けるか仕様を確認してください。
2. ご使用のモニタがUSB C Power Deliveryに対応しているかご確認ください。
   Club 3Dの本ソリューション（アダプタ、ケーブル）はUSB CモニタのUSB C端子から電力を供給されることで映像を出力します。
   モニタのUSB Cから電力を供給するPower Deliveryに対応していないモニタでは映像が映し出されません。
   USB C Power Delivery対応モニタであるかの確認ですが、仕様書を確認するか、仕様書で確認出来ない場合は以下の方法で確認してください。
   モニタのUSB C端子にUSB Cケーブルを介して電源LED付きのUSB メモリやSSDなどを接続します。
   このときにUSB メモリやSSDの電源LEDが点灯すればPower Delivery対応のモニタとなります。点灯しない場合、Power Delivery非対応のモニタとなります。

上記の条件を満たさないポータブルモニターには本ソリューションを使用しないようにお願いします。
特に、以下のモデルについては、動作しないことが確認されています。

• iiyama ProLite X1670HC
• acer PM161Qbu
• Dell コラボレーションシリーズ C1422H 14インチ ポータブルモニタ－

購入後の注意点としては以下の注意点があります。

1. 本ソリューションのHDMI端子またはDisplayPort端子は直接PCに接続してください。
   Club 3D社ではソース（PC）とモニタの間には信号変換は１度のみという推奨ルールがあります。本ソリューションは信号変換を１つ含みますので、他の信号変換を含む商品と併用は出来ません。例えば、アダプタやドッキングステーションなどに接続して使用することはできません。
2. 本ソリューションを使用する際には、モニターには別途電源ケーブルによる給電が必要です。
   USB C端子のポータブルモニタにUSB Cケーブルを接続して映像を出力する場合、例えばポータブルモニターをノートPCの画面拡張に使用する場合、USB Cから映像と電力がノートPCからポータブルモニターに送られますので、USB Cケーブル１本で動作いたします。
   本ソリューションでは、モニタを動作させるための給電能力はありませんが、USB Cケーブル１本で動作いたしますので、本ソリューションも１本で映像と電力の二つを送れると誤解される方が多いです。
   本ソリューションでは、モニターを動作させる電力を送れませんので、別途モニタを動作させる電源ケーブルが必要となります。ポータブルモニターではUSB Cケーブルがこれに該当します。
   ポータブルケーブルのUSB C端子が一つの場合は、本ソリューションを使用すると電力を送れなくなりますので、使用できません。

以上の注意事項を踏まえて本ソリューションの利用前、利用時にトラブルを回避頂けるようお願いします。
何かご不明な点などございましたら弊社サポート（club3d_support@click-import.com）にご連絡お願いします。

Item Code	画像	購入先
CAC-1333
CAC-1334
CAC-1336
CAC-1557